触れても
確かめられないもののために
不幸せな恋人たち
礼儀としての無関心
手はいつでもふりほどけるように
もしその言葉を使いたければ
躊躇いも葛藤も勿体ない
しらじらと暴く
飼い慣らせるたぐいの痛み
目ばかり誉める
爛々と青く
例題向きではない
なくすもなにも
一世一代の不合理
もはや我慢もしない
残り僅かのそのまた僅かを
後の話はひとりで
たやすく隠せるものばかり
メメント・モリ、メメント・モリ、分かち難き友に接吻を
二世は誓わない
(back)
Material and Design by
DREW