嘘ばかりではさみしいわ
頷いて項垂れて裏切って
そのうちばれる筈だった
薔薇色の花びらの舌
かたりあかそう夜明けまで
利発なこどもは大きくなって
でまかせの微言
墓場にてよき友人となる
さかしまの情に塗れて
見知らぬ神さま
慕わしき軽侮
いかに美しかろうとも
「私は生まれてこのかた一度も嘘を吐いたことがありません」
*微言… 微妙な言葉。意味の深い言葉。
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